予防接種・ワクチンについて

予防接種・ワクチンのイメージ写真

特定の感染症によるリスクを減らすには、あらかじめ予防接種・ワクチンを受けておくことが重要です。当院では、子宮頚がんワクチンなどの予防接種を受け付けております。ワクチンは原則として前払い制(予約制)にしております。ワクチン接種ご希望の方は、一度ご来院いただき、担当医とご相談ください。

当院で行える主なワクチン

  • HPVワクチン(9価ワクチンと4価ワクチン)
    ※9価ワクチンは予約不要です(4価ワクチンは要予約)
  • 帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)
  • インフルエンザワクチン
    ※インフルエンザワクチンは予約不要・受付順のご案内となります
  • 麻疹風疹ワクチン・風疹ワクチン

など

  • その他のワクチンもご準備できることもありますので、ご希望の方はご相談ください。
  • 詳細については、当院窓口までお気軽にご相談ください。

HPVワクチン(子宮頚がんワクチン)

子宮頚がんは、ワクチンの接種により約9割予防可能といわれています。このワクチンには主に3タイプありますが、当院では4価ワクチンと9価ワクチンの接種が可能です。なお、HPVワクチン定期接種の対象のご年齢(小学校6年生~高校1年生相当の女子)の方は、公費の補助があります。公費での接種をご希望の方は予約の必要はありませんので、自治体より送られてきた問診票を持参し、窓口で提出してください。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。みずぼうそうに罹患したことがある方は、水ぼうそうが治った後もウイルスが体内の神経に潜伏しており、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下すると再び活性化することがあります。具体的には、神経に沿って赤い発疹を伴う帯状疱疹を発症します。発疹は体の片側に帯状に現れることが多く、胸や背中に多く見られますが、顔や腹部、腕や脚などにも現れることがあります。

なお、帯状疱疹による症状が治まった後も、長期にわたって痛みが続いているときは、帯状疱疹後神経痛になっていると考えられます。患者様によっては、目や耳の神経が障害されてしまい、めまいや耳鳴り、視力低下、顔面神経麻痺などが起こることもあります。とくに高齢者の場合は注意が必要です。50歳以上の方は、帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めいたします。

インフルエンザワクチン

ご承知の方も多いと思いますが、インフルエンザは毎年12月~翌3月頃にかけて大流行することがあります。そのため、インフルエンザを予防するためのワクチン接種をお勧めいたします。なお、1回の接種による持続有効期間は約5カ月、接種後に効力を発揮するまでに約2週間かかるといわれています。なるべく高い効果を得るため、遅くとも12月中旬までには接種を終えるようにしてください。
インフルエンザワクチンは予約制ではありませんが、当日の受付順となります。接種開始の時期は、ホームページや院内掲示でお報せいたします。

麻疹風疹ワクチン・風疹ワクチン

麻疹風疹ワクチンは、文字通り麻疹と風疹を予防する効果があり、MRワクチンと呼ばれることも多いです。このワクチンは小児の定期予防接種となっておりますが、抗体価が不十分である場合は、成人でも接種をお勧めすることがあります。具体的には、これから妊娠を考えている方や、抗体価が不十分な妊婦さんの同居家族が対象となります。妊娠希望の方は、ワクチン接種後2ヶ月の避妊が必要となります。またワクチンの流通状況により、風疹単独のワクチンのご準備となることもございます。ワクチンが不足している状況のため、接種ご希望の方は事前に在庫状況につき、お電話にてお問い合わせください。