避妊相談を行えます

妊娠を希望していない時期は、各々がコンドームなどを使用して避妊しているケースが多いのですが、実際には正しく使用されずに、望まない妊娠に至ってしまうケースがあります。そのため、医療機関を受診し、しっかりと避妊相談を受けておくことが大切です。当院では、健康状態や家族計画など、様々な理由によって避妊を希望される方の相談を行っているので、まずはお気軽にご連絡ください。
主な避妊方法
- 低用量ピル
- 避妊リング(IUD)
- 緊急避妊ピル
など
低用量ピル
世界的に広く避妊法として用いられている経口避妊薬です。このお薬を内服することにより、高い避妊効果が得られます。きちんと服用した場合、コンドームよりも高い避妊効果を得られます。
なお、妊娠を希望するようになった場合は、ピルの服用を止めれば速やかに妊娠可能なもとの状態になります。副作用に関していうと、内服開始後に軽い吐き気、頭痛、倦怠感などが起こることがあります。また、血栓症のリスクがあるので、当院では慎重に処方をしていきます。
このような方に低用量ピルをお勧めいたします
- 今は妊娠を希望していない
- にきびなどに悩んでいる
など
避妊リング
子宮内に専用の医療器具(IUD)を装着することにより、中期的な避妊効果が得られます。IUDにはあらかじめ黄体ホルモンが添加されており、局所的に内膜に作用します。これにより、子宮内膜が厚くなりにくく、受精卵が着床しにくい状態が続きます。さらに、精子も子宮に入りにくくなるため、避妊効果が高まります。経産婦の方にとって、使用しやすい方法です。低用量ピルの場合は、「お薬の飲み忘れ」によって避妊効果が薄れてしまうことがあります。IUDならば、こうした心配はいりません。1度装着することで2~5年程度は避妊状態が維持できます。日頃のお手入れなども必要ありません。なお、妊娠を希望するようになったときは、当院にてIUDを除去します。これにより、再び妊娠可能な状態になります。副作用に関していうと、不正出血、疼痛、不快感などがみられることがありますが、こうした症状は時間の経過とともに軽減します。
緊急避妊
緊急避妊は、性交後に避妊するための方法です。避妊せずに性交渉したとき、コンドームが破れてしまったときなどに、アフターピルを服用します。このお薬によって多量の女性ホルモンを体内に取り込み、強制的に体を妊娠しない状態にします。ただし、性交から時間が経過してしまうと、避妊効果が得られなくなります。服用するお薬の中には、性交後72時間以内に服用する必要がありますが、性交から時間が経過するにつれて避妊の成功率が下がります。緊急避妊を希望される方は、一刻も早く当院をご受診ください。