漢方とは

漢方処方のイメージ写真

漢方は、中国から日本に入ってきた中医学がもとになっています。これをもとに日本で独自の発展を遂げ、現在の漢方治療が誕生しました。明治時代には時の政府の方針により、西洋医学を学んだ者のみが医師として認定されたため、一時は影を潜めていました。しかし、その後も多くの医師が漢方医学を治療に取り入れており、現在では保険適応も認められる確立した治療法となっています。

漢方については「西洋医学と相反するもの」とのイメージをお持ちの方もいらっしゃるようですが、決してそのようなことはありません。西洋医学に基づく手法を基本としつつ、漢方の利点も複合的に取り入れて治療を行なうケースも十分に可能なのです。また、「漢方薬は短期間での効果が見込めない」、と考えている方も少なくないようですが、これも誤解です。漢方薬によっては即効性のあるものもあり、西洋薬では効果が不十分な症状を改善することの出来る、有効な治療法です。

漢方処方について

当院では、生理不順・生理痛・月経前症状(PMS)・更年期症状・便秘症・消化不良・冷え症・めまい・風邪症状など様々な症状の治療に用います。ピルなどの西洋薬での治療で十分な効果を感じていない方にも、漢方での治療が合う場合がありますので、ぜひご相談ください。

漢方薬のメリット・デメリット

漢方薬のメリット

  • 西洋薬に比べて比較的副作用が少ない
  • 妊娠中に西洋薬を服用することに不安がある方も内服できる
  • 心身を含めた身体全体のバランスを改善するのに有効
  • 生理のトラブルに対して効果が期待できる
  • 西洋薬での治療で十分な効果を感じていない方にも、漢方での治療が合う方もいる

など

漢方薬のデメリット

  • 独特の苦みやクセがあるため、飲みにくいこともある
  • 患者様の体質に合致しないケースもある
  • 保険適用外のケースがある

など

更年期障害の治療にも効果があります

更年期障害について詳しくはこちらをご覧ください。