以下のような症状がある場合には、受診をして診察を受けることをおすすめします。
また、健診や人間ドックで再検査が必要となった場合も、まず一度受診していただくことで疾患の早期発見につながります。
- 生理が重い(生理痛が強い・生理の量が多い)
- 生理不順
- 不正出血
- 更年期症状(ほてり・発汗・動悸・頭痛など)
- おりものが増えた、においが気になる、かゆみがある 等々
上記以外の症状でもお気軽にご相談ください。
自費診療として、以下も行っております。
- 緊急避妊ピル(性交後、72時間以内に内服)
- 経口避妊薬
- 避妊リング
- 性病検査
更年期障害menopause
更年期障害とは・・・
女性ホルモンの中の卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少によるものです。
更年期障害はこのホルモンの量の変化に体が慣れるまでの間におこる、ほてり、発汗、動悸(どうき)、頭痛など不快な症状をいいます。
その他、コレステロールの増加、骨粗しょう症など深刻な場合もありますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
治療方法
ノボセや発汗の症状の程度により、プラセンタ注射、漢方治療、ホルモン補充療法(HRT)等を組み合わせていきます。
漢方治療
症状に合わせて漢方治療を取り入れています。身体にやさしい治療法ですので、初めて治療される方におすすめしています。
ホルモン補充療法(HRT)
飲み薬、貼り薬があります。強めの薬になりますので、漢方治療で改善が見られなかった方に、処方しています。
プラセンタ療法
美容に良いとされ注目を集めているプラセンタですが、ホルモンバランスや自律神経を整える効果があり、更年期障害の治療薬として厚生省の認可をうけています。
不眠、イライラ、のぼせ、発汗の他に、軽い鬱傾向になる方の改善が期待できます。
健康保険が適用になりますので、お悩みの方はご相談ください。
※年齢により適応になります。
あなたの更年期指数はどれくらい?更年期チェック
簡略更年期指数で自己チェックしてみましょう。
症状の程度に応じて、当てはまる数字を足していき、合計点をもとにチェックします。
項目のどれか1つの症状でも強くでれば「強」の点数を付けてください。
症状 | 強 | 中 | 弱 |
---|---|---|---|
顔がほてる | 10 | 6 | 3 |
汗をかきやすい | 10 | 6 | 3 |
腰や手足が冷えやすい | 14 | 9 | 5 |
息切れ、動悸がする | 12 | 8 | 4 |
寝つきが悪い、または眠りが浅い | 14 | 9 | 5 |
怒りやすく、すぐイライラする | 12 | 8 | 4 |
くよくよしたり、憂鬱になることがある | 7 | 5 | 3 |
頭痛、めまい、吐き気がよくある | 7 | 5 | 3 |
疲れやすい | 7 | 4 | 2 |
肩こり、腰痛、手足の痛みがある | 7 | 5 | 3 |
更年期指数の自己採点評価
0~25点 | 上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。 |
---|---|
26~50点 | 食事、運動などに注意をはらい、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。 |
51~65点 | 医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けたほうがいいでしょう。 |
66~80点 | 長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。 |
81~100点 | 各科の精密検査を受け、更年期障害の実である場合は、専門医での長期の計画的な対応が必要でしょう。 |
月経不順(生理不順)irregular menstruation
正常の月経は25~38日周期(生理初日から次の生理が始まる前日までの日数)と言われています。
月経周期が25日より早い場合を頻発月経、月経周期が38日より長い場合を希発月経といいます。
月経周期に異常がある場合は、周期が乱れる原因がないか調べる必要があります。原因を調べるために採血や内診、経腟超音波検査などを行います。
月経周期を正確に把握するために基礎体温の記録も有効です。
来院前にできる限り記録して持参してください。
月経困難症・月経前症候群(生理痛・生理前の不調など)dysmenorrhea・premenstrual syndrome
生理前後に身体の不調が起こり、日常生活に支障をきたす状態です。
症状としては、下腹痛・腰痛・腹部膨満感・吐き気・頭痛・気分の落ち込み/イライラ・眠気・便通異常などがあります。
これらの症状の原因を調べるために、採血や内診、経腟超音波検査を行います。
一般的に低容量ピルや黄体ホルモン剤などのホルモン剤で治療を行うことが多いですが、中にはホルモン剤が身体に合わない方もいます。
当院ではホルモン剤が合わない方でも、漢方薬で治療を行うことができます。
月経周期と症状の出現の関連を把握するために基礎体温の記録も有効です。
基礎体温表に症状を書き込んでおくと、来院時にいつ・どのような症状が出やすいのかがわかりやすいです。
来院前にできる限り記録して持参してください。