更年期障害と漢方薬

漢方薬にできることは?
月経前緊張症は、症状が多彩であるため、さまざまな薬物療法が試みられていますが、まだ治療法が確立されておりません。
漢方薬は、一つの製剤で多愁訴の改善が期待できることから、月経前緊張症の適応になると考えます。
 
漢方では、経血に血の塊が多く、のぼせ、イライラがあり、腹痛がひどい場合は、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)。
冷えやすく、貧血、めまい、手足のむくみがある場合は当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)。
疲れやすく、憂うつ感、不眠など精神が不安定な場合は加味逍遙散(カミショウヨウサン)そのほか、五苓散(ゴレイサン)、苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)など、個人の体質や症状に合ったさまざまな薬を使い分けます。
作用が穏やかで、ホルモン療法を希望しない方にも使われています。
 
 
くらしの中の予防法
●疲れをためないように、十分な睡眠をとりましょう。
●入浴や軽い運動で血のめぐりを良くするよう心がけましょう。
●食生活に気をつけましょう。マグネシウム不足にならないよう、魚介類、海草類、大豆製品などをとり、ビタミンB6を多く含むバナナやレバーなどの食品を積極的にとりましょう。逆に、脂肪、糖類、動物性タンパク質は控え目に。過剰な塩分、カフェイン、アルコールも控えた方がよいでしょう。